事例紹介
トップページ > 事例紹介

振袖の古いしみ

2016.01.21

▲補正前

▲補正前

こちらは千葉県の客様から送っていただいた着物です。

結婚式に着るつもりで出してみたところ、全体的に黄色いしみがついていたとの事です。お母さまが若い頃に着用されたものらしく40年位前との事でした。
かなり古いしみで丸洗い、部分的に漂白、色かけ(補正)でなんとかきれいにする事ができました。

▲補正後

▲補正後

紋抜き

2016.01.21

▲補正前

▲補正前

こちらは新品の反物に一ツ紋抜きして、紋を入れました。

とても細かい紋で、色を抜く作業がとても難しく、時間がかかりましたがきれいに抜く事ができました。
これに上絵を書いて完成です。勿論お仕立て上がりの着物も出来ます。
無地の着物は紋しかないのでとても目立つため、仕事の良し悪しがはっきり出ます。

▲補正後

▲補正後

色ヤケ

2016.01.21

▲補正前

▲補正前

こちらはお仕立て直しの為、解いた所の(写真では判りづらいですが)縫い目の内側に入る部分の色がはっきりと出てしまい、このままではお仕立てする訳にはいかないので、色をかけ、全体の差をなくしてやりました。

若い方は裄(ゆき)が結構長くなり裄だけヤケ直しで補正することもあります。

▲補正後

▲補正後

シャツの変色

2016.01.21

▲補正前

▲補正前

こちらはクリーニング屋さんからの御依頼品です。

お客様からお預かりしたときは気が付かななかったらしいのですが、ドライクリーニングをした後に見たら衿が変色していたそうです。
ドライクリーニングだけでこのように変色する事は考えにくいので、原因がはっきりわからないですが、色の抜け方から、酸素系漂白か髪の染料のカラー材ではないかと思います。とても色がむらになっているので直すのも時間がかかりましたが、何とかきれいに出来ました。

▲補正後

▲補正後

手拭の古いしみ

2015.11.13

▲補正前

▲補正前

こちらは、古く変色したしみです。
この手拭はお客様が30年位前に会社の創設者が記念に社員に配ったものだそうですが、額に入れて飾りたいとの事でお預かりしました。
沢山配られたもののうち、今残っているものがこれしかないとの事で、何とかきれいにしてほしいとの事でした。
生地の状態も余り良くなかったので慎重に作業を進めて何とかきれいにする事が出来ました。

 

▲補正後

▲補正後

汗のしみ

2015.11.13

▲補正後

▲補正後

こちらは汗が変色してしまったシャツです。
汗がついた状態で保管して、いざ着用と出した所この様になっていたとの事。
洋服も着物もできるだけきれいな状態で保管することが大切になります。

▲補正前

▲補正前

一ツ紋から三ツ紋に

2015.11.13

mon700

こちらの着物は背紋の一ツ紋でしたが、お客様の要望で三ツ紋にしたいとの事でした。
紋の形に色を抜き墨で上絵を書いて完成です。
当店では紋入れは勿論、紋消し、縫い紋、貼り付け紋などさまざまなご要望にお応え出来るようにしています。お気軽にご相談ください。

振袖の黄しみ

2015.11.13

▲補正前

▲補正前

こちらは振袖の上前についた黄しみです。
しみの場所が絞りのあるところなので絞りが伸びてしまわない様に身長に進めていきます。
色も非常に抜けしゃすく、補正作業も大変でしたが何とか目立たなくする事ができました。

▲補正後

▲補正後

着物・衣類の虫食いについて

2015.09.19

お客様から防虫のためにどうしたら良いですか?と質問されることがよくあります。

こういった害虫は大体7月~9月頃に活発に動きます。
食べやすい所から食べていくため、表面の毛のフワフワした所から食べていきます。一番虫食いにあいやすい繊維は毛(ウール)で、次に羽毛・生糸・合成繊維です。
まれに絹や綿にもつく事がありますが、ほとんどありません。

実際、今まで多くの着物を見てきましたが、正絹の着物で虫食いでボロボロになっている物は見た事がありません。
ただ、食べこぼしや汚れがあると、それと一緒に繊維も食べてしまう事があります。
正絹に関しては、さほど虫食いの心配はいりませんが、収納する前に、一度しみ抜きなどに出し、きれいな状態にしてから収納する事が一番の予防になるでしょう。

どうしても気になる方やウールの物などには、防虫剤があしますが、パラジクロールベンゼンを主成分としている製品は、速効性はありますが、着物に使っている金加工が変質してもろくなったり、発ガン性も疑われています。
市販されている中から、なるべく臭いのない物を選んで使用すれば、臭い移りの心配もなく、防虫効果も期待できるでしょう。

白いジャケットの衿しみ

2015.09.19

▲補正前

▲補正前

こちらは、衿、胸、袖口など全体的に黄色に変色してしまったジャケットです。
定期的にクリーニングには出していたそうですが、このようになってしまったそうです。
変色している箇所から見ても汗で変色してしまったものだと思われます。

まず変色が酷い所を漂白して、それから全体を水で洗います。水洗いすることできれいにはなりますが、縮んだり、型崩れしたりしてしまうので、仕上げがとても難しくなります。
ドライクリーニングでは、水性の汚れは取れないので、水洗いすることで全体的にきれいにする事ができました。

▲補正後

▲補正後