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紋泣き の事例一覧

男物 紋付の紋なき

2019.04.27

男物 紋付の紋なきbefore

男物 紋付の紋なきbefore

男物 紋付の紋なきafter

男物 紋付の紋なきafter

こちらは紋付の紋が雨でにじんでしまったという事です。
紋付の場合、黒で紋を修正しり範囲が広いため、雨など水に濡れた時ににじんだりする事があります。
まず、にじんだところを直して、以後にじまない様に余分な染料を落としてやります。
こうする事で次に水で濡れた時もにじまない様になります。
紋の中の上絵が薄くなりますので上から紋を書き完成になります。

丸なし九曜星の紋泣き

2014.03.17

▲紋泣き補正前

▲紋泣き補正前

これは男物羽二重の紋のにじみ直しです。
雨の日に着たため、紋が五ヶ所共にじんで泣いてしまったものです。
紋は墨で書いてある為、雨などで水に濡れた時、どうしてもにじんでしまいます。
この紋の場合、丸ナシで紋の回りを黒の染料で補正して有る為、染料と墨の両方共にじんでいます。
まず、紋の所についている余分な染料を洗い、次に白い所ににじんだ黒を色抜きします。
それから細かな部分を墨で形を整えて閑静です。
張付紋という方法もあるのでですが、これは簡単ですがやはり紋にこだわる方は入紋をお勧めします。羽二重をスレが出やすいため細心の注意が必要な仕事です。

▲紋泣き補正後

▲紋泣き補正後

紋消し

2014.01.20

これは、お客様がもっと気軽に着物を着たいということで
紋が不要で消してほしいということでお持ち込み頂きました。
紋を抜くのと違って常備有る仕事ではないですが、
技能グランプリの課題になるくらいですので、とても難しい作業になります。
まず、紋に墨で書かれている上絵をとり、それから白い所に地色と同じ色を入れていきます。
濃くならないよう、薄い色から徐々に濃くしてきれいに仕上げます。
色の境目がわからないよう本当に少しづつ消していく作業です。

▲紋消し前①

▲紋消し前①

▲紋消し前②

▲紋消し前②

▲紋消し前③

▲紋消し前③