振袖の黄しみ
2015.11.13
こちらは振袖の上前についた黄しみです。
しみの場所が絞りのあるところなので絞りが伸びてしまわない様に身長に進めていきます。
色も非常に抜けしゃすく、補正作業も大変でしたが何とか目立たなくする事ができました。
2015.11.13
こちらは振袖の上前についた黄しみです。
しみの場所が絞りのあるところなので絞りが伸びてしまわない様に身長に進めていきます。
色も非常に抜けしゃすく、補正作業も大変でしたが何とか目立たなくする事ができました。
2015.07.23
梅雨になり、増えてくるのがカビの相談です。なかなか着る期間の少ない物等いざという時に見ると全体カビにおおわれているという方が結構いらっしゃいます。この喪服もたたんで湿気がたまりやすい面が全体カビてしまっています。
白く浮いている様なカビはまだそんなに時間が経っていないので何とかきれいにする事が出来ますが、時間が経つにつれだんだん赤っぽく変色してきたりします。こうなると完全にきれいに直すのは難しくなってきます。
カビはやはり湿気が一番よく有りません。手間がかかっても乾燥しているような時に陰干しなどして湿気をにがしてやる事が大切です。
2015.03.14
2014.10.24
この着物は、全体にカビ、上前、袖等に古いしみ、金の部分が黒くなっているのを直してほしいと言う事でお送りいただきました。
全体のカビがひどく、丸洗いでは取りきれないと思い全体を水で洗いました。着物の形のまま水に入れると形がくずれたり、色のにじみが出たりするリスクが有りますが、全体的に汚れがひどいときは、形や色を直す技術さえあれば、着物が全体的にきれいに仕上がります。古い黄色のしみの部分は漂白して色が抜けた所を補正して金を上からかけて完成です。
2014.07.18
長期間空気を通す事もなく保管してできた全体のカびです。
保管状態も悪く、全体が黄色に変色してしまっています。
ここまでカビがひどい時は、全体を解いて洗うことをお勧めしますが、襦袢でそこまでしなくてもというお客様が多いので、出来る限り現状のままできれいにして、低料金で出来るようにしています。
襦袢の形のままでカビをとると形がくずれたり、変色のリスクがありますが、ここまできれいにする事が出来ます。
3,000円~5,000円の範囲内です。
すべての物を完璧にきれいに出来るわけではありませんが、諦める前にご相談ください。
2014.03.17
これは箪笥に長期間保管していたためできたカビです。
たたんで内側の部分がひどくカビてしまっています。
一度全部丸洗いをして、全体のカビ落しをします。
変色してしまっている所は少しずつ漂白をします。
漂白した所がどうしても白くなってしまうので、少し地色をかけて補正して完成です。
2014.02.13
これは白い部分が黄色に変色してしまったしみです。
大阪のお客様で色々専門のしみ抜き屋さん等に持ち込まれたそうですが、全ての所で金加工でしみの上に金をつけるか、しみが目立たなくなるように色を変えるしかない、補正は出来ないと言われたそうですが、とても大切な着物で出来れば今の状態のまましみだけ落としたいとの事でした。
始めに全体のカビを落とします。白い所だけカビになっている様に見えますが、全体にきれいに洗って、黄色に変色してしまった所は部分的に漂白します。
地の黒が色が弱く一ヶ所づつカビを消してその段階で6~7割のしみが取れますが、漂白だけではどうしても取り切れません。あまり無理をせず、上から胡粉をかけてやります。
お客様の今の雰囲気を壊したくないというご要望で、出来るだけ薄く色をかけていきます。
最後に地色の黒の補正をして完成です。
遠方のお客様でもお気軽にご相談ください。
送料は片道当社で負担いたします。
2014.01.20
これは全体にカビで黄色に変色してしまった物です。
特に白い所は、胡粉(ごふん)とよばれ、
白い色をノリを使用して着物に定着させているのですが、
ノリのタンパク質等が、どうしてもカビやすくなってしまいます。
一度全体を洗い、カビ一点一点を漂白するという、大変時間のかかる作業ですが、
この通りきれいな仕上がりになります。