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襦袢全体のカビ

2014.07.18

長期間空気を通す事もなく保管してできた全体のカびです。
保管状態も悪く、全体が黄色に変色してしまっています。
ここまでカビがひどい時は、全体を解いて洗うことをお勧めしますが、襦袢でそこまでしなくてもというお客様が多いので、出来る限り現状のままできれいにして、低料金で出来るようにしています。

▲補正前

▲補正前

▲補正後

▲補正後

襦袢の形のままでカビをとると形がくずれたり、変色のリスクがありますが、ここまできれいにする事が出来ます。
3,000円~5,000円の範囲内です。
すべての物を完璧にきれいに出来るわけではありませんが、諦める前にご相談ください。

ものづくりフェスタに参加いたしました。

2013.12.18

ものづくりフェスタ①ものづくりフェスタ②ものづくりフェスタ④ものづくりフェスタ③

山形市のビッグウィングで2日間行われた”ものづくりフェスタ2013”のイベントに参加いたしました。

このイベントは県内の職人の技術を沢山の人に知って頂くというイベントで、今年初めての開催でした。

私は技能グランプリメダリストという事で参加させて頂き、
染色補正という技術を皆さんに少しでもわかって頂けるように説明や実演などやってきました。

他にも大工さんや畳屋さん、花屋さん、日本料理などさまざまな職人の方の実演があり、
花屋さんなどとてもきれいで、見ていてもだんだん形になっていくので
とても面白いですが、
私の染色補正という職種はなかなか皆さんに伝えずらく、どうしたらいいのか考えながらの参加でした。

来年も開催されるとの事なので、また参加出来るようでしたら、
もっともっと広く理解して楽しんで頂けるように色々と考えなければいけないなと思いました。

黄色に変色したしみを直しました。

2013.11.06

▲補正前

▲補正前

これはしみが酸化して変色したしみですが、洗って漂白した状態です。
どうしても着物の地色も抜けてしまいますので、
抜けた部分に色をかけて補正するのですが、
全く白く抜けているわけではありません。
抜けた分の色だけ足して、しみをわからなくするのです。
これは青色が抜けて赤っぽくなってしまっていますので、青をさして元に戻しました。

▲補正後

▲補正後

紋入れ(丸に三つ柏)をいたしました。

2013.11.06

▲紋入れ前 ビフォア

▲紋入れ前 ビフォア

紋のついていない着物に紋を入れる作業になります。
丸に三つ柏の紋を入れる為に始めに紋のカタチに色を抜きます。
着物の色を生地の種類を見極めてそれに合う薬品を作ります。

紋のカタチに合わせて色を抜こうとすると、形がくずれたり、
形をくずさないようにすると色が抜けなかったりと、とても難しい作業になります。

抜き終わったところに墨で上絵を書いて完成です。
三つ紋でも五つ紋でも、仕上がりの物に入れることは可能です。
今まで入っている紋を洗って入れることもできます。

▲紋入れ後 アフター①

▲紋入れ後 アフター①

▲紋入れ後 アフター②

▲紋入れ後 アフター②