汗のしみ
2015.11.13
こちらは汗が変色してしまったシャツです。
汗がついた状態で保管して、いざ着用と出した所この様になっていたとの事。
洋服も着物もできるだけきれいな状態で保管することが大切になります。
2015.11.13
こちらは汗が変色してしまったシャツです。
汗がついた状態で保管して、いざ着用と出した所この様になっていたとの事。
洋服も着物もできるだけきれいな状態で保管することが大切になります。
2015.11.13
こちらは振袖の上前についた黄しみです。
しみの場所が絞りのあるところなので絞りが伸びてしまわない様に身長に進めていきます。
色も非常に抜けしゃすく、補正作業も大変でしたが何とか目立たなくする事ができました。
2015.09.19
こちらは、衿、胸、袖口など全体的に黄色に変色してしまったジャケットです。
定期的にクリーニングには出していたそうですが、このようになってしまったそうです。
変色している箇所から見ても汗で変色してしまったものだと思われます。
まず変色が酷い所を漂白して、それから全体を水で洗います。水洗いすることできれいにはなりますが、縮んだり、型崩れしたりしてしまうので、仕上げがとても難しくなります。
ドライクリーニングでは、水性の汚れは取れないので、水洗いすることで全体的にきれいにする事ができました。
2015.07.23
こちらはレースのジャケットについた古く変色したしみです。
レースの様な物だとしみが糸の中の方にまで入ってしまうと、とるのが難しく、とれてもその部分の風合いが少し変わってしまったりします。あまり無理せず、ある程度しみをとったら色をかけてしみを消していきます。
言葉で説明すると簡単そうですが、やりすぎてもレースですからだめ、なかなか経験がないとうまくいかないものです。
2015.05.23
5月20日酒田祭りが行われました。今年は我が家の地区が当番で、行列に参加する事になり裃で参列しました。
この時期色々なところでお祭りがあり、紋付、羽織、袴、裃のしみ抜きが増えてきます。
こちらも当番に当たる時しか出す事がない為、しみがそのあまの状態で出ていたとの事です。
かなり昔のしみのようで、茶色に変色していました。この裃は、しみを取る過程で色がどうしてもにじんでしまい白いポツポツが青っぽくなってしまうので、しみをすべて取ってからにじんだ分の青の色を抜いて完成になります。
中々手間のかかる作業になりましたが、きれいに補正できました。
2015.03.14
2015.03.14
2015.03.14
2015.01.22
白い胡粉(ごふん)の部分と金加工部分が変色しています。
まず洗いできれいにし、古いしみの所は漂白します。
全体的に白い所がくすんでいたので新しく胡粉を上からかけてやり、金加工もして完成です。
2014.12.24
こちらは東京のお客様から送っていただいた着物です。
20年以上保管してあり、出して見た所この様な状態になっていたとの事です。着物をたたんだ状態で除湿剤の液体がこぼれていたらしく、両前、両袖、胸等大きくしみで変色しています、普通のしみと違い薬品等で変色してしまうと、直すのが大変困難になります。絹はアルカリ性に弱く、アルカリ性のものが付いてしまうとすぐに変色したり、時間が経つと絹自体が弱くなり破れやすくなります。
このしみの状態から見て、アルカリ性で変色してしまったのでないかと想われます。しみのついている所を洗い、薬品を取ります。それだけでは色はそのままなので、漂白、補正で直していきます。絹自体が弱くなっている為、100%までとはいきませんでしたが、お召しいただいても殆ど目立たない位まで直すことが出来ました。