一ツ紋から三ツ紋に
2015.11.13
こちらの着物は背紋の一ツ紋でしたが、お客様の要望で三ツ紋にしたいとの事でした。
紋の形に色を抜き墨で上絵を書いて完成です。
当店では紋入れは勿論、紋消し、縫い紋、貼り付け紋などさまざまなご要望にお応え出来るようにしています。お気軽にご相談ください。
2015.11.13
こちらの着物は背紋の一ツ紋でしたが、お客様の要望で三ツ紋にしたいとの事でした。
紋の形に色を抜き墨で上絵を書いて完成です。
当店では紋入れは勿論、紋消し、縫い紋、貼り付け紋などさまざまなご要望にお応え出来るようにしています。お気軽にご相談ください。
2015.11.13
こちらは振袖の上前についた黄しみです。
しみの場所が絞りのあるところなので絞りが伸びてしまわない様に身長に進めていきます。
色も非常に抜けしゃすく、補正作業も大変でしたが何とか目立たなくする事ができました。
2015.09.19
お客様から防虫のためにどうしたら良いですか?と質問されることがよくあります。
こういった害虫は大体7月~9月頃に活発に動きます。
食べやすい所から食べていくため、表面の毛のフワフワした所から食べていきます。一番虫食いにあいやすい繊維は毛(ウール)で、次に羽毛・生糸・合成繊維です。
まれに絹や綿にもつく事がありますが、ほとんどありません。
実際、今まで多くの着物を見てきましたが、正絹の着物で虫食いでボロボロになっている物は見た事がありません。
ただ、食べこぼしや汚れがあると、それと一緒に繊維も食べてしまう事があります。
正絹に関しては、さほど虫食いの心配はいりませんが、収納する前に、一度しみ抜きなどに出し、きれいな状態にしてから収納する事が一番の予防になるでしょう。
どうしても気になる方やウールの物などには、防虫剤があしますが、パラジクロールベンゼンを主成分としている製品は、速効性はありますが、着物に使っている金加工が変質してもろくなったり、発ガン性も疑われています。
市販されている中から、なるべく臭いのない物を選んで使用すれば、臭い移りの心配もなく、防虫効果も期待できるでしょう。
2015.09.19
こちらは、衿、胸、袖口など全体的に黄色に変色してしまったジャケットです。
定期的にクリーニングには出していたそうですが、このようになってしまったそうです。
変色している箇所から見ても汗で変色してしまったものだと思われます。
まず変色が酷い所を漂白して、それから全体を水で洗います。水洗いすることできれいにはなりますが、縮んだり、型崩れしたりしてしまうので、仕上げがとても難しくなります。
ドライクリーニングでは、水性の汚れは取れないので、水洗いすることで全体的にきれいにする事ができました。
2015.07.23
こちらはレースのジャケットについた古く変色したしみです。
レースの様な物だとしみが糸の中の方にまで入ってしまうと、とるのが難しく、とれてもその部分の風合いが少し変わってしまったりします。あまり無理せず、ある程度しみをとったら色をかけてしみを消していきます。
言葉で説明すると簡単そうですが、やりすぎてもレースですからだめ、なかなか経験がないとうまくいかないものです。
2015.07.23
梅雨になり、増えてくるのがカビの相談です。なかなか着る期間の少ない物等いざという時に見ると全体カビにおおわれているという方が結構いらっしゃいます。この喪服もたたんで湿気がたまりやすい面が全体カビてしまっています。
白く浮いている様なカビはまだそんなに時間が経っていないので何とかきれいにする事が出来ますが、時間が経つにつれだんだん赤っぽく変色してきたりします。こうなると完全にきれいに直すのは難しくなってきます。
カビはやはり湿気が一番よく有りません。手間がかかっても乾燥しているような時に陰干しなどして湿気をにがしてやる事が大切です。
2015.05.23
5月20日酒田祭りが行われました。今年は我が家の地区が当番で、行列に参加する事になり裃で参列しました。
この時期色々なところでお祭りがあり、紋付、羽織、袴、裃のしみ抜きが増えてきます。
こちらも当番に当たる時しか出す事がない為、しみがそのあまの状態で出ていたとの事です。
かなり昔のしみのようで、茶色に変色していました。この裃は、しみを取る過程で色がどうしてもにじんでしまい白いポツポツが青っぽくなってしまうので、しみをすべて取ってからにじんだ分の青の色を抜いて完成になります。
中々手間のかかる作業になりましたが、きれいに補正できました。
2015.03.14
2015.03.14
2015.03.14