事例紹介
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着物全体にできたカビ

2016.05.19

▲補正前

▲補正前

▲補正後

▲補正後

▲補正前

▲補正前

▲補正後

▲補正後

 

これは着物についたカビが黄色に変色してしまったシミです。

どんなにきれいな状態で保管しても、長期間湿度の高い所に保管してあるとカビで黄変していしまいます。この着物も全体にカビが出来て、長期間そのままになって変色してしまったものです。

特に柄のところはひどい状態でした。丸洗いし特にひどい所は水洗いします。これだけでは黄色に変色した所はきれいにならないので、黄色のシミ一つ一つ漂白できれいにしていいます。着物全体なのでとても根気のいる作業です。

漂白すると柄や地の色も抜けてしまうので、それに色をかけ補正していきます。きれいになったところで白いのり胡粉をかけて完成です。花一つ一つの型をとり手間のかかる仕事です。でもきれいにする事ができました。

着物はやはり湿気が一番の敵です。一年に1~2度タンスを開けて着物を見るだけでも湿気が逃げてくれますし着物の状態を把握できるのでお勧めです。

金加工

2016.03.11

▲補正前

▲補正前

こちらの留袖は、白い所が全体的に黄色に変色して、金加工の部分が黒くなってしまったものです。

白い所を直すには、金も直さなければならないので、お客様には多少金の雰囲気が変わると了解を得て作業しました。

まず、全体を洗い変色のひどいところは漂白しました。それでも白い所が全体にくすんでいたので胡粉で白くしました。

きれいに白くなった上から元の金の様に加工して完成です。

▲補正後

▲補正後

振袖の古いしみ

2016.01.21

▲補正前

▲補正前

こちらは千葉県の客様から送っていただいた着物です。

結婚式に着るつもりで出してみたところ、全体的に黄色いしみがついていたとの事です。お母さまが若い頃に着用されたものらしく40年位前との事でした。
かなり古いしみで丸洗い、部分的に漂白、色かけ(補正)でなんとかきれいにする事ができました。

▲補正後

▲補正後

紋抜き

2016.01.21

▲補正前

▲補正前

こちらは新品の反物に一ツ紋抜きして、紋を入れました。

とても細かい紋で、色を抜く作業がとても難しく、時間がかかりましたがきれいに抜く事ができました。
これに上絵を書いて完成です。勿論お仕立て上がりの着物も出来ます。
無地の着物は紋しかないのでとても目立つため、仕事の良し悪しがはっきり出ます。

▲補正後

▲補正後

色ヤケ

2016.01.21

▲補正前

▲補正前

こちらはお仕立て直しの為、解いた所の(写真では判りづらいですが)縫い目の内側に入る部分の色がはっきりと出てしまい、このままではお仕立てする訳にはいかないので、色をかけ、全体の差をなくしてやりました。

若い方は裄(ゆき)が結構長くなり裄だけヤケ直しで補正することもあります。

▲補正後

▲補正後

シャツの変色

2016.01.21

▲補正前

▲補正前

こちらはクリーニング屋さんからの御依頼品です。

お客様からお預かりしたときは気が付かななかったらしいのですが、ドライクリーニングをした後に見たら衿が変色していたそうです。
ドライクリーニングだけでこのように変色する事は考えにくいので、原因がはっきりわからないですが、色の抜け方から、酸素系漂白か髪の染料のカラー材ではないかと思います。とても色がむらになっているので直すのも時間がかかりましたが、何とかきれいに出来ました。

▲補正後

▲補正後

手拭の古いしみ

2015.11.13

▲補正前

▲補正前

こちらは、古く変色したしみです。
この手拭はお客様が30年位前に会社の創設者が記念に社員に配ったものだそうですが、額に入れて飾りたいとの事でお預かりしました。
沢山配られたもののうち、今残っているものがこれしかないとの事で、何とかきれいにしてほしいとの事でした。
生地の状態も余り良くなかったので慎重に作業を進めて何とかきれいにする事が出来ました。

 

▲補正後

▲補正後

汗のしみ

2015.11.13

▲補正後

▲補正後

こちらは汗が変色してしまったシャツです。
汗がついた状態で保管して、いざ着用と出した所この様になっていたとの事。
洋服も着物もできるだけきれいな状態で保管することが大切になります。

▲補正前

▲補正前

一ツ紋から三ツ紋に

2015.11.13

mon700

こちらの着物は背紋の一ツ紋でしたが、お客様の要望で三ツ紋にしたいとの事でした。
紋の形に色を抜き墨で上絵を書いて完成です。
当店では紋入れは勿論、紋消し、縫い紋、貼り付け紋などさまざまなご要望にお応え出来るようにしています。お気軽にご相談ください。

振袖の黄しみ

2015.11.13

▲補正前

▲補正前

こちらは振袖の上前についた黄しみです。
しみの場所が絞りのあるところなので絞りが伸びてしまわない様に身長に進めていきます。
色も非常に抜けしゃすく、補正作業も大変でしたが何とか目立たなくする事ができました。

▲補正後

▲補正後