事例紹介
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すごく古く黄色に変色したしみ

2014.07.18

▲しみ抜き前

▲しみ抜き前

▲しみ抜き後

▲しみ抜き後

▲しみ抜き前

▲しみ抜き前

▲しみ抜き後

▲しみ抜き後

▲しみ抜き前

▲しみ抜き前

▲しみ抜き後

▲しみ抜き後

長い間そのままの状態で変色したしみです。
写真は上前、袖のしみです。
他店でお断りされたそうですが、どうしても思い入れのある着物で諦めきれず当店でお預かりする事にしました。
作業工程としては、洗浄、漂白、補正(地直し)になるのですが、しみの範囲が広く、どちらも地色が弱く、漂白おの時に完全に色も抜けてしまうので、補正(地直し)が難しく大変時間がかかりましたが、きれいにすることが出来ました。

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こちらも同じお客様からお預かりした物です。これも同様にきれいに仕上がりました。
きれいになればお客様も喜んでお召し頂けるのではないでしょうか。

古い変色したシミ

2014.06.21

▲しみ抜き前

▲しみ抜き前

シミは古くなると変色してきます。
シミがついた時は目立たなくても、時間と共に黄色や茶色に変色してきます。
保管している温度や湿度で変色の具合は変わりますが、なるべく早く処置を施すのが良いでしょう。
この着物のシミは、洗い、漂白、補正できれいになりました。

お客様からよく洋服の衿の黄ばみの取り方を聞かれるのですが、これも時間と共に変色した物なので普通の洗濯では取れません。
市販の漂白剤を上手に使えばきれいにする事もできますが、生地の傷み、変色などのリスクを考えるとあまりお勧めはできません。
洋服の衿も¥800~できれいにできるのでお気軽にご相談ください。

▲しみ抜き後

▲しみ抜き後

ビーズのバッグ全体のシミ

2014.06.21

▲バッグ全体のシミ補正前

▲バッグ全体のシミ補正前

全体がビーズで覆われているバッグです。
結婚式で使おうと思い、出してみたら全体にシミができていたそうです。
以前使った時のシミ、汚れが変色し、全体が黄ばんでいます。

着物用のバッグなどは形状を保つため、中に厚紙などを入れてあるものがあります。
その場合、シミを取る時に中の厚紙が濡れて形が崩れてしまう恐れがあり、とても難しくなります。
お客様にも、多少の型崩れなどのリスクをご理解頂きお預かりしました。

シミで変色している所は糸が弱くなっていたり、銀色のビーズの所は鉄分の変色があったりするので、慎重に少しずつ作業を進めて行きました。

バッグは構造上、しみ抜きができない物もありますが、諦める前に一度ご相談下さい。

▲バッグ全体のシミ補正後

▲バッグ全体のシミ補正後

留袖のシミ

2014.06.21

▲シミ補正前

▲シミ補正前

こちらは、ホームページを見ていただいた埼玉のお客様の留袖です。
他店での高額な見積りに驚き、当店でお預かりすることになりました。
シミと一緒に色も抜けてしまうようなシミだったので、補正などとても難しい作業でした。
ですが、シミが上前の1ヶ所だけだったので、当店では全体丸洗い(ドライクリーニング)+上前のシミで¥11,000で仕上がりました。

▲シミ補正後

▲シミ補正後

黄色く変色した振袖のしみ

2014.04.18

▲シミ補正前

▲シミ補正前

これは、しみが黄色に変色したしみです。
まずきれいに洗い、漂白し、それから色を元に戻す補正をしました。
全体的にきれいになったのですが、写真の一ヶ所のしみの黄変がひどく、どうしても抜く事ができなかったので、着物全体に飛んでいた蝶を上から書いてしみを見えなくしました。

▲シミ補正後(蝶が描かれています。)

▲シミ補正後(蝶が描かれています。)

 

胸の汗しみ

2014.03.17

▲汗染み補正前

▲汗染み補正前

これは、胸の汗のしみを取らずに長期間保管してあったため変色した物です。
汗のしみは、見ただけでは判断出来にくく、
ついついそのまま保管してしまって後で驚かれる方が多いのですが、ドライクリーニングや京洗いだけでは汗は取る事ができません。
当店では汗のありそうな所(しまのつき方、繊維の縮み具合)を点検し、
汗を浮かび上がらせて集中的に汗をとります。

▲汗染み補正後

▲汗染み補正後

このように変色してしまった物をきれいにすることができますが、
早めの処置が着物をきれいに保つうえで大切になります。

 

丸なし九曜星の紋泣き

2014.03.17

▲紋泣き補正前

▲紋泣き補正前

これは男物羽二重の紋のにじみ直しです。
雨の日に着たため、紋が五ヶ所共にじんで泣いてしまったものです。
紋は墨で書いてある為、雨などで水に濡れた時、どうしてもにじんでしまいます。
この紋の場合、丸ナシで紋の回りを黒の染料で補正して有る為、染料と墨の両方共にじんでいます。
まず、紋の所についている余分な染料を洗い、次に白い所ににじんだ黒を色抜きします。
それから細かな部分を墨で形を整えて閑静です。
張付紋という方法もあるのでですが、これは簡単ですがやはり紋にこだわる方は入紋をお勧めします。羽二重をスレが出やすいため細心の注意が必要な仕事です。

▲紋泣き補正後

▲紋泣き補正後

黄色に変色したカビ

2014.03.17

▲カビ補正前

▲カビ補正前

これは箪笥に長期間保管していたためできたカビです。
たたんで内側の部分がひどくカビてしまっています。
一度全部丸洗いをして、全体のカビ落しをします。
変色してしまっている所は少しずつ漂白をします。
漂白した所がどうしても白くなってしまうので、少し地色をかけて補正して完成です。

▲カビ補正後

▲カビ補正後

黄色に変色してしまったカビ

2014.02.13

▲カビ施工前

▲カビ施工前

これは白い部分が黄色に変色してしまったしみです。
大阪のお客様で色々専門のしみ抜き屋さん等に持ち込まれたそうですが、全ての所で金加工でしみの上に金をつけるか、しみが目立たなくなるように色を変えるしかない、補正は出来ないと言われたそうですが、とても大切な着物で出来れば今の状態のまましみだけ落としたいとの事でした。

始めに全体のカビを落とします。白い所だけカビになっている様に見えますが、全体にきれいに洗って、黄色に変色してしまった所は部分的に漂白します。
地の黒が色が弱く一ヶ所づつカビを消してその段階で6~7割のしみが取れますが、漂白だけではどうしても取り切れません。あまり無理をせず、上から胡粉をかけてやります。

▲漂白後

▲漂白後

お客様の今の雰囲気を壊したくないというご要望で、出来るだけ薄く色をかけていきます。
最後に地色の黒の補正をして完成です。
遠方のお客様でもお気軽にご相談ください。
送料は片道当社で負担いたします。

▲カビ施工後

▲カビ施工後

 

柄足し

2014.02.13

▲柄足し前

▲柄足し前

これは古く変色してしまったしみですが、漂白と補正である程度のところまではきれいにできたのですが、これ以上は生地へのダメージ等を考えて、どうしても目立つ所だけ柄を足すことにしました。
梅の柄が後から続いて見える様に枝等も加えて事前な感じになるようにしました。

▲柄足し後

▲柄足し後