袱紗(ふくさ)のしみ
2017.09.21
こちらは袱紗の白い所がカビで黄色に変色したしみが有ります。相当年数が経ったカビで、まず全体をきれいに洗い、取りきれない所は漂白できれいにします。
今回はそれでも取りきれないので出来るだけ薄く白い色をかけて完成です。
2017.09.21
こちらは袱紗の白い所がカビで黄色に変色したしみが有ります。相当年数が経ったカビで、まず全体をきれいに洗い、取りきれない所は漂白できれいにします。
今回はそれでも取りきれないので出来るだけ薄く白い色をかけて完成です。
2017.09.21
こちらは着物をもっと気軽に着たいという事で、紋を消してほしいとのことでした。
紋の所は色がなく、それに黒く紋の上絵が書いてあります。上絵から消して白い色のない部分は色あわせや色の浸透具合、表をきれいにするためには裏側もきれいにしないといけないなどとても難しい作業になります。
時間はかかりましたがきれいにする事ができました。
2017.08.10
この帯は、お客様がどうしても柄の中の花の色が派手なので地味にしてほしいとのことでした。
1枚目の写真は作業途中の写真ですが、赤い花の部分だけ色を変えるため、それ以外のところを伏せて(マスキングして)色を変えます。
きれいな赤からエンジ色に変えることで全体的に落ち着いた雰囲気になりました。
2017.05.24
これはシミが黄色に変色した物です。
このシミを取ろうとするとどうしても柄の色も抜けてしまいます。
織の着物で柄も細かいので色を入れるのもとても難しいのですが、なんとか目立たなくすることができました。
2017.03.28
こちらは、お客様が長年愛用していたベレー帽です。
以前からきれいにしたいと思って居られたそうですが、ウールとレザーが使用されている為クリーニングが出来ないといわれていたそうです。
ウールの部分とレザーの部分を別々にきれいにして、変色しているところを補正して完成になります。
2016.12.19
こちらは日傘にしみがついたということでお持ちいただきました。
しみがついてから、相当年月が経っているので取るのも大変でしたが、きれいにする事ができました。
日傘はなかなか洗う機会がない物なので結構汚れがたまっている場合があります。
洗うととてもきれいになることが多いのでご相談下さい。
2016.12.19
お客様から何本かネクタイをまとめてお持ちいただきました。
ネクタイの場合ドライクリーニングはがメインになるので汗等のしみは残ってしまいます。時間がたつにつれ、その部分が黄色に変色してしまっていました。
まず、ドライクリーニングではとり切れない汗のしみをきれいに洗って、その後黄色に変色した部分、食べこぼしの部分を漂白、白の補正をして完成です。
2016.12.19
こちらは、振袖の袖の白い部分に柄の黒い色が落ちてしまったものです。
着物の一部分(たもと)がぬれているのを気付かずにたたんでしまい、白い所に色が落ちてしまったのだと思います。
うつってしまった色も着物に使用されているものと同じ染料なので、うつってしまった色を抜こうとすると、着物の色も抜けてしまいます。出来るだけうつった色だけが抜けるよう慎重に薬品等を調節しながら抜いてやります。最後に柄が少し抜けたところを補正して完成です。
2016.11.09
この着物は、寸法直しした所、今まで縫込みの中に入っていた部分が色が全然違ってしまっていたのを何とかできないかとお預かりしました。
元々この着物はいままで縫込みに入っていた部分の青い着物でした。年月が経ち着物全体の色がヤケて、グレーっぽくなってしまっています。
色ヤケの場合抜けてしまった色を足してあげれば直りますが、この場合はいままで隠れていた青い色が元の色なので直す所は着物全体のグレーの色になります。
とても範囲が広いので時間もかかりましたが何とか目立たなくする事が出来ました。
2016.09.29
写真ではわかりにくいのですが、これは内掛けの袖に赤い色がうつってしまったものです。
床に敷かれた赤いカーペットの色がうつってしまったとのことです、色うつりはしみよりも繊維にくっつく力が強くて中々とれないので、色を抜いてやります。色を抜くと着物の色も抜けてしまうので、補正の技術が必要になります。こちらの内掛けは白でしたが、抜いたところはやはり他の部分より白くなってしまうので、少し色をくすませるように色をかけてあげて完成です。