裃(かみしも)の色移り
2019.11.25
他店で断られたとの事なので送っていただく事になりました。
どうしても色を抜くと元の柄の色も抜けてしまいます。裃の柄はとても細かいので、できるだけ柄が抜けないように少しずつ抜いて、抜けてしまったところを直して完成になります。
2019.11.25
2019.11.25
こちらは帯についた古いシミです。
シミがついてからかなりの時間が経ってしまっていて、どうしてもシミを取り切れませんでした。お客様から目立ち場所なのでなんとかしてほしいとことだったので、シミの所に柄を足すことにしました。
この帯の柄は刺繍なので、できるだけ違和感なく全体のバランスを見て柄を描きました。シミの所だけ足すとそこだけ目立ってしまうので、全体的に足すことで違和感なくでき、お客様からも喜んでいただきました。
2019.08.30
2019.07.01
こちらは、柄の中の白い所が黄色に変色したしみです。範囲が広く全体に有ったため時間がかかりましたが、
お客様から大変喜ばれました。
2019.07.01
この着物は、全体にしみが有るため、中古で安くなっていた物だそうです。
しみが古く、地の色で吹雪の柄があるので少し時間がかかりましたが、
きれいにすることができました。
2019.05.27
こちらは着物の肩山・袖山に当たる部分が汚れ、色もやけてしまったものです。
この肩山・袖山は汚れやすかったら、ヤケやすかったりします。
まず汚れをきれいにして、やけた所に色をさしていきます。
これも難しい仕事となります。色によってとても日光ニヤケやすい物もあります。
この場合でもお直しすることができますのでご相談ください。
2019.05.27
こちらの着物は、しみが有るため中古で安く買われたということでお持ちいただきました。
しみがついてからかなり時間が経っている様で、なかなか難しくなります。
出来る限りしみを抜いて、後は色をかけて完成です。
2019.05.27
こちらは着物の上から着用するコートです。
しみが古くなって黄色に変色してしまってます。
この様な絞りの柄などは、色がどうしてもにじみやすく、しみを取るときも難しくなります。
まずしみを取ります。しみを取る時に色がにじんでしまうので、このにじんだ色を又抜きます。
その後抜きすぎた所に色をかけて完成です。
2019.04.27
こちらは反物を水で洗う洗い張りという作業になります。
水で洗うことで水性のしみや、着物に着いているカビの原因である古いノリなど、丸洗いで取りきれない汚れもきれいになります。
新たにノリも付け、巾を揃える為に湯のしという工程をして一反、一反仕上げのチェックをして完成になります。
洗い張りをすると色のくすみも取れ、絹の光沢もよみがえり、とてもきれいになります。
長い期間そのままになっていた反物等は、お仕立ての前に一度洗い張りする事をお勧めします。
2019.04.27
こちらは紋付の紋が雨でにじんでしまったという事です。
紋付の場合、黒で紋を修正しり範囲が広いため、雨など水に濡れた時ににじんだりする事があります。
まず、にじんだところを直して、以後にじまない様に余分な染料を落としてやります。
こうする事で次に水で濡れた時もにじまない様になります。
紋の中の上絵が薄くなりますので上から紋を書き完成になります。