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留袖のカビ
2018.05.21
こちらは留袖の柄の中がカビで黄色に変色してしまった物です。
金加工も取れてしまって黒くなっています。留袖など中々着る機会が少ないものなどは、しまったままにしておくと湿気がたまり、カビが出やすくなります。
まず、柄の白い部分の黄色に変色してしまった所をきれいにします。出来るだけきれいにシミを取った後、白いゴフンをうすく塗ってやります。
金もとれていましたので、その後金加工して完成です。
着る機会の少ない物など、気付いた時にタンスを開けて着物を見てあげるだけでも湿気が逃げていくので効果的です。
汗が黄色に変色したシミ
2018.05.21
この着物は、汗が黄色に変色したシミです。
汗が着物についている状態で保管して時間とともに黄色に変色してしまったと思います。こうなってしまうと、洗っただけではきれいにならないので漂白や色かけなど難しい作業になってしまいます。
着物を長期間保管する時は、できるだけきれいな状態で保管することをおすすめします。
黄色に変色したカビ
2018.04.16
こちらは柄の白い部分がカビてしまい、黄色に変色し全体的にカビてしまっているので、まず全体をきれいにしてから部分部分漂白してきれいにしました。
どうしても取り切れないところは白いゴフンをうすくかけたやて完成です。
カビが全体的にあり大変手間がかかりましたが、きれいにすることが出来ました。
エルメスのスカーフのしみ抜き
2018.03.26
紋消し
2018.02.16
汗が変色してしまったしみ
2017.12.23
こちらは汗が変色してしまった着物です。
汗は、ついた時は見た目にはわかりませんが、そのままにしておくとこの様に黄色に変色してしまいます。これは汗の成分が酸化してしまう為です。
変色してからもきれいにすることが出来ますが、しみと一緒に色も抜ける為、それから色をかけたりと作業がとても難しくなってしまいます。長く保管する時は出来るだけ汗のしみ等はきれいにした状態で保管することをお勧めします。
落款の柄足し
2017.12.01
こちらの着物は、お仕立て直しでお預かりした物ですが、よく見ると作家さんの名前などが書いてある「落款(らっかん)」とよばれている所がどうしても上前の目立つところにつけてありました。。普通は下前の隠れる所に付く物なのですが、仕立ての時に間違えたものと思います。
この落款を隠すように仕立て直しが出来ないか考えたのですが、どうしても出てしまうので、これを消すことにしました。
初めに染めの名前等が書いてある墨と作家さんの判の朱肉を取ります。これも簡単に取れる物ではなく、時間をかけて少しずつ取ってやります。
字等きれいにとれても、ここに字や判を押すため柄が付いていないので、回りの柄に合う柄を足してやります。少しでも色が違うとよし目立ったり、全体のバランスが崩れてしまうので気をつけながら柄を足していきます。
時間がかかりましたが、わからない位まで出来ました。
柄書き
2017.12.01
こちらは着物の裾の部分にどうしても取れないしみが有りましたが、「何とかして頂きたい」との事だったので、元々の柄を生かして柄を足しました。山のぼかし具合や松の色等とても難度の高いものでしたが、きれいに出来、お客様からご満足頂けました。
色が抜けてしまったしみ
2017.12.01
こちらは、袖の色が抜けてしまった物です。原因はわかりませんが、しみが付いたというよりは色が抜けてしまっています。
まず、きえいに洗って、抜けた部分に色をかけて完成です。
金加工
2017.10.13