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留袖の金加工
2019.08.30
金加工は生地の上に金がのりで付いている為、とれやすかったり、時間と共にのりの粘着が弱くなってはがれやすくなります。
こちらも金がとれて下ののりの所がオレンジ色になってしまっています。柄に合わせて型を作り、金を付けていきます。とても時間のかかる作業になりますが、きれいにすることができました。
柄の中の黄色しみ
2019.07.01
こちらは、柄の中の白い所が黄色に変色したしみです。範囲が広く全体に有ったため時間がかかりましたが、
お客様から大変喜ばれました。
古く変色したしみ
2019.07.01
この着物は、全体にしみが有るため、中古で安くなっていた物だそうです。
しみが古く、地の色で吹雪の柄があるので少し時間がかかりましたが、
きれいにすることができました。
袖山・肩山の汚れとヤケ
2019.05.27
こちらは着物の肩山・袖山に当たる部分が汚れ、色もやけてしまったものです。
この肩山・袖山は汚れやすかったら、ヤケやすかったりします。
まず汚れをきれいにして、やけた所に色をさしていきます。
これも難しい仕事となります。色によってとても日光ニヤケやすい物もあります。
この場合でもお直しすることができますのでご相談ください。
付け下げの古いしみ
2019.05.27
こちらの着物は、しみが有るため中古で安く買われたということでお持ちいただきました。
しみがついてからかなり時間が経っている様で、なかなか難しくなります。
出来る限りしみを抜いて、後は色をかけて完成です。
絞りのコートの古いしみ
2019.05.27
こちらは着物の上から着用するコートです。
しみが古くなって黄色に変色してしまってます。
この様な絞りの柄などは、色がどうしてもにじみやすく、しみを取るときも難しくなります。
まずしみを取ります。しみを取る時に色がにじんでしまうので、このにじんだ色を又抜きます。
その後抜きすぎた所に色をかけて完成です。
反物の洗い張り
2019.04.27
こちらは反物を水で洗う洗い張りという作業になります。
水で洗うことで水性のしみや、着物に着いているカビの原因である古いノリなど、丸洗いで取りきれない汚れもきれいになります。
新たにノリも付け、巾を揃える為に湯のしという工程をして一反、一反仕上げのチェックをして完成になります。
洗い張りをすると色のくすみも取れ、絹の光沢もよみがえり、とてもきれいになります。
長い期間そのままになっていた反物等は、お仕立ての前に一度洗い張りする事をお勧めします。
男物 紋付の紋なき
2019.04.27
こちらは紋付の紋が雨でにじんでしまったという事です。
紋付の場合、黒で紋を修正しり範囲が広いため、雨など水に濡れた時ににじんだりする事があります。
まず、にじんだところを直して、以後にじまない様に余分な染料を落としてやります。
こうする事で次に水で濡れた時もにじまない様になります。
紋の中の上絵が薄くなりますので上から紋を書き完成になります。
ビーズのバックのしみ
2019.02.26
これは岡山県のお客様から送っていただいたビーズのバッグです。
全体的に黄色に変色していたしみとカビがありました。
着物に使用するバッグはしみを取るとどうしても形が崩れてしまうものが多く、作業がとても難しくなります。
ビーズのバックも糸が弱っているとビーズがバラバラになってしまうので、慎重に作業していきます。
このバックは、しみを取る過程で地色のピンクも抜けてしまうので、全体にピンクの色を補正して完成になります。
紋抜き
2019.02.26
こちらは、鮫小紋の袷に一つ紋を入れます。
丸二蔓柏(マルニツルガシワ)の紋ですが、これは殆どが白い状態で完成になるので、抜く時は石持(こくもち)と呼ばれる白い円の形で抜きます。
この上から墨で上絵を書き完成になります。
とても細かな鮫の柄なので、後から色を直すというのが難しくなります。