事例紹介
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巾出しの為の柄書き

2020.07.28

柄書き①before

柄書き①before

柄書き①after

柄書き①after


こちらの着物は、仕立て直しで巾を出そうとしたところ、今まで縫い代になっていた所に柄がなく、ぎりぎりまで巾出ししたいとの事で柄を書きました。
金加工が多く、経年変化で金の色が変わっていて、金を合わせるのが難しく、範囲も広く時間がかかりましたが、お客様に喜んでいただけました。

柄書き②before

柄書き②before

柄書き②after

柄書き②after

Tシャツの色抜け

2020.06.05

Tシャツの色抜けbefore

Tシャツの色抜けbefore

Tシャツの色抜けafter

Tシャツの色抜けafter

コムデギャルソン×シュプリームのTシャツをネットで買って届いてみると赤いシミがついていたとのことでした。
これは赤いしみではなく、黒の中の青が抜けてしまい、赤になってしまったものです。
裏まで色が抜けて赤くなっていました。
Tシャツなので家でも気軽に洗えるようにしっかり色を定着させながら、色をかけていきました。

振袖の柄書き

2020.06.05

こちらの着物は、巾を出す為お仕立て直しをしようとしたところ、内側の縫い目の部分に柄がなく、巾を出すことができないということで、両脇上から下まで柄を書きました。

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柄を書く場合、色や形など元々あった柄と少しでも変わるを付け足した感じになってしまうので、前から柄があったように再現していかなければなりません。
まずこの部分の下書きを考えながら書いていきます。せっかくなのでつながりやすいよう考えながら書いていきます。

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次に、出来る限り同じ色を作り、工程ごとに分けて柄を書いていきます。

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この振袖は柄が多く、色々な技法を使用しているのでとても難しい作業となりました。
両脇縫いの上から裾まで書いたのでとても時間がかかりましたが、きれいにできました。
お客様から大変喜ばれました。

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なかなかこの技術はどこでも出来るものではないと思われますので、着物のことで諦めてしまった物等、一度ご相談頂けると解決策が見つかるかもしれません。
お気軽にご相談ください。

全体のカビ

2020.04.02

kabi_1

こちらの着物は全体カビで黄色に変色してしまったものです。

まず、黄色く変色したところを1カ所ずつ抜いていきます。

kabi_2

どうしても抜いたところが白くなりすぎて、少しまだらになってしまいます。
今度はその白くなりすぎたところに色をかけて着物の色に合わせます。

kabi_3

とても時間がかかる仕事ですが、きれいにすることができました。

落款の色

2020.04.02

落款の色ヌキbefore

落款の色ヌキbefore

落款の色ヌキafter

落款の色ヌキafter

こちらの着物は作家の名前などがついている落款が、仕立ての時にまちがえて上前にきています。
これをなんとかなりますかとのことでした。
落款に使われているのは、スミ、朱肉です。2つとも性質がちがうので取る方法も違います。
少しずつ着物をキズつけないように取っていき、なんとかきれいにすることができました。

スーツの色やけ

2020.04.02

スーツの色やけbefore

スーツの色やけbefore

スーツの色やけafter

スーツの色やけafter

こちらはスーツの色ヤケということでお預かりしました。
よく見ると色ヤケというより擦ったことによるスレではないかと思います。
化学繊維のスーツなので、色が付きにくく難しかったのですが、なんとかきれいにできました。

子供の半纏(はんてん)

2020.01.22

子供の半纏before

子供の半纏before

子供の半纏after

子供の半纏after

こちらは何十年もしまいっぱなしになっていた子供の半纏です。
全体にカビと食べこぼしの黄色に変色してしてしまったシミがあります。
中々着る機会の少ない物等は湿気がたまってカビてしまったり、シミが変色してしまったり、難しくなりまますが、きれいにする事が出来ますので、お気軽にご相談ください。

金加工

2019.11.25

金加工before

金加工before

金加工after

金加工after

こちらの着物は金が取れてしまったとの事で金加工を施しました。
このような柄が着物全体にあり、なおすのもとても時間がかかりましたが、きれいにすることができました。

裃(かみしも)の色移り

2019.11.25

裃の色移りbefore

裃の色移りbefore

裃の色移りafter

裃の色移りafter

こちらの裃は福島県のお客様から送っていただきました。裃にほかの物の色が移ってしまったとのことです。
他店で断られたとの事なので送っていただく事になりました。
どうしても色を抜くと元の柄の色も抜けてしまいます。裃の柄はとても細かいので、できるだけ柄が抜けないように少しずつ抜いて、抜けてしまったところを直して完成になります。

帯の柄足し

2019.11.25

帯の柄足しbefore

帯の柄足しbefore

帯の柄足しafter

帯の柄足しafter

こちらは帯についた古いシミです。
シミがついてからかなりの時間が経ってしまっていて、どうしてもシミを取り切れませんでした。お客様から目立ち場所なのでなんとかしてほしいとことだったので、シミの所に柄を足すことにしました。
この帯の柄は刺繍なので、できるだけ違和感なく全体のバランスを見て柄を描きました。シミの所だけ足すとそこだけ目立ってしまうので、全体的に足すことで違和感なくでき、お客様からも喜んでいただきました。