カテゴリー
ビーズのバックのしみ
2019.02.26
これは岡山県のお客様から送っていただいたビーズのバッグです。
全体的に黄色に変色していたしみとカビがありました。
着物に使用するバッグはしみを取るとどうしても形が崩れてしまうものが多く、作業がとても難しくなります。
ビーズのバックも糸が弱っているとビーズがバラバラになってしまうので、慎重に作業していきます。
このバックは、しみを取る過程で地色のピンクも抜けてしまうので、全体にピンクの色を補正して完成になります。
紋抜き
2019.02.26
こちらは、鮫小紋の袷に一つ紋を入れます。
丸二蔓柏(マルニツルガシワ)の紋ですが、これは殆どが白い状態で完成になるので、抜く時は石持(こくもち)と呼ばれる白い円の形で抜きます。
この上から墨で上絵を書き完成になります。
とても細かな鮫の柄なので、後から色を直すというのが難しくなります。
古くなった黄色のしみの色かけ補正
2019.01.23
この2枚の着物はしみが黄色に変色してしまったものです。
着物の場合古いしみをとる過程でしみと一緒に着物の色まで抜けてしまうことがよくあります。
その時は色をかけて、元に戻してあげます。
この2枚共着物の色も抜けてしまったので色をかけてきれいにしました。
着物を洗ったりしみを抜いたりする過程で、着物の専門的な知識と技術が必要になる事がとても多く有りますので、着物のお手入れは出来るだけ専門のところにお願いすることをお勧めします。
カビによる金の変色
2018.12.22
こちらの着物は、カビのせいで全体に黄色のブツブツが出てしまっています。
特に金加工のところは金がとれてオレンジ色のなってしまい、とれた金を修復するのですが柄も細かく着物全体にあるので、とても難しく時間がかかりました。
絹の場合、保管する時は虫食いの対策よりまず湿気ができるだけ溜まらないようにするのが、永くきれいな状態を保つために、とても大切になります。
カビによる変色
2018.12.22
こちらの着物は、永年しまいっぱなしだったために柄の白いところがカビて変色してしまったものです。
ここまで変色してしまうとしみ抜きだけではなかなか取り切れないので、できる限りしみをとった後の白いご紛を出来るだけ薄く上からかけてあげます。
着物は保管する期間がどうしても長くなてしまうので、湿気が溜まりやすくカビの原因になりますので、気付いた時には陰干しやタンスを開けるだけでも湿気が逃げるのでとても大切なことです。
留袖の金加工
2018.10.04
こちらは留袖の金加工がとれてしまったり、カビのしみが有って汚れてしまっています。
まず全体を洗ってきれいにしてから金加工をしました。
元の通りにするよりも羽根1枚1枚に金加工することでとてもきれいに出来たと思います。
お客様からも喜んでいただきました。
着物の袖の古いしみ
2018.10.04
裃のたたみやけ
2018.08.10
こちらは裃でタンスに入れて、たたんだ形のまま色がやけてしまっています。
抜けてしまった分の色をかけてあげます。
裃には白いプツプツの鮫小紋が染められていて、なかなか完全には出来ませんが、ここまで目立たなくすることが出来ました。
黄色い古いしみ
2018.08.10
古い黄色しみ
2018.08.10